2018年6月24日日曜日

何のたまご?



ぶどうの木の芽かき作業をしていると株元にたまご!
いったい何のたまごでしょうか?
そういえば、キジをこの辺りでよく見かけます。

無事にかえるよう、もう一度草をかぶせておきました。

この頃は日が長いので、夕方7時頃まで作業ができます。終わって空を見上げると・・・。



2018年6月20日水曜日

やれやれ、ようやく。


ようやくガーコたちの舞台がととのいました。
水田全面にネットを張り、合鴨の雛を放ちました。
水をえた鴨?ものすごい勢いで水上にくり出して行きました。

このネット張り作業がなかなか大変。結局3日間かかりきりになってしまいました。

2018年6月16日土曜日

いいところ

ヴィラデストワイナリーの小西さんのところにお邪魔しました。
ちょうど、ミスワイン長野さんがいらっしゃってました。
私たちのぶどうを、美味しいワインにしてくださりありがとうございました。

2018年6月13日水曜日

ヒエの猛威


田んぼの田植を行ったのが5月23日、イネの根は健全に着きましたが、それを猛烈な勢いでヒエが追い立てます。例年では頼もしい助っ人、合鴨の「ガーコ」が登場している時期ですが、カラスが合鴨の雛を狙っており、ネットを張って万全の態勢で放とうと思っているうちこのありさまです。慌てて手押しの除草機を入れました。水田の除草剤が普及している昨今、このような作業は昔懐かしいものとなりつつあります。

2018年6月9日土曜日

Ferme 36 ワインリリースイベント (石の上にも4年)

たくさんの皆さんにお越しいただき、ありがとうございました。
はるばる東京や愛知からかけつけてくださった方もおられました。
感謝、Remerciements!。
生産量が少なく、ご迷惑をおかけしました。
今年はもっと収穫できるよう畑仕事に励むつもりです。
イベントが一段落したので、明日から畑に戻ります。

食材を分けてくださいました
山羊乳の金原さん(大町市)、
信州吟醸豚(とん)の北条さん(池田町)、
ブーランジュリー・マツオカの松岡さん(埼玉県・熊谷市)、
ありがとうございました。

そして、私たち一家が大町へ移住する頃からずっと支えてくださり、今回のリリースイベントに協賛してくださった横川商店さん、大町ワインぶどう生産組合の皆さん、
こころよりRemerciements!。


 
 

2018年6月8日金曜日

Ferme 36 ワインリリースについて (その6)


6月9日(土曜日)、横川商店さんにてお待ちしております。
ワインリリースイベントは、11:00~15:00です。

「Vin d'Omachi Ferme 36」ロゴ入り記念グラスにて私どものワインをテイスティングしていただけます。
一杯400円となります。グラスは、流行りの「デポジット制」。一旦600円で購入していただき、返却の場合600円キャッシュバック、そのままお持ち帰りいただいてもかまいません。次回イベント(それはいつ?)の際にご使用いただけます。

明日のおつまみを仕込んでいます。池田町北条さんから「信州吟醸豚(ぎんじょうとん)」を分けていただきました。

2018年6月6日水曜日

Ferme 36 ワインリリースについて (その5)

今回リリースいたしますワインそのものについて話します。


2017年の気候

8月の曇天、降雨による日照時間の不足が心配されましたが、9月中旬以降の好天がぶどうの成熟期と合致、大町特有のしなやかな酸を残したまま十分な糖度を蓄えました。粒の皮ぎわの厚い魅力的なぶどうが得られたと満足しています。

 
2017年の栽培

子どもの遊び場でもあるぶどう畑、なるべく薬はひかえ、栽培はボルドー液(銅剤による殺菌目的)を中心に対処しています。認証は得ていませんが、自然派ワインのぶどう栽培に適合する防除体系です。
 
 
ぶどう品種

シャルドネ(33%)、ソーヴィニヨン・ブラン(27%)、ピノ・ノワール(14%)、ピノ・グリ(11%)、シュナン・ブラン(5%)、ツヴァイゲルトレーベ(5%)、その他(5%)


ぶどう収穫日:20171091011日。

 
製造

日本屈指の醸造家、ヴィラデストワイナリー小西超(とおる)氏による醸造(委託醸造)。初収穫ということで収穫量が少なく、全ての品種を1回のプレスに投入し、混醸となりました。品種の個性というよりも、それらを超えて個々の品種が互いを支えあい、総体として土地固有の味「テロワール」が現れることを期待します。

全品種を房ごと搾汁。培養酵母による発酵。補糖なし。発酵および貯蔵の容器はステンレスタンク。発酵後、瓶詰直前まで澱の上で貯蔵(シュールリー)。清澄なし。2018422日、無ろ過にて瓶詰。

ろ過をしていないため、澱の沈殿や酒石酸の結晶がでることもありますが、品質に問題はありません。

 
 
 
弱冠4年目の若木であるため、将来を見すえたイメージを確認することが、2017ヴィンテージの目標です。

2018年6月5日火曜日

Ferme 36 ワインリリースについて (その4)

ワインの名前について

ワインは、ぶどうから。ぶどうは、気候、大地、人から土地固有の味が育まれます。植栽4年目にして初めての収穫。天地はもとより、大町にゆかりのない私どもを受け入れてくださった地元の皆様、ぶどうを栽培する過程においてご助力いただいた皆様への心からの「感謝」という意味を込めて、「Remerciements(ルメルシマン)」と名付けました。
 
この4年間、ご縁がご縁を呼び、現在に至らせていただいているとしか言いようがありません。
 
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

2018年6月4日月曜日

Ferme 36 ワインリリースについて (その3)

6月9日(土曜日)ワインリリースの日がカウントダウンになってまいりました。

私どもの農場 「Ferme 36(フェルム サンロク)」 について紹介します。
旧名は「矢野園」でしたが、委託醸造ワインができたところで、大町らしい名前に変えました。

以下、テクニカルデータシートより抜粋。

私どもは2014年春、大町市平新郷(たいらしんごう)に移住し、ぶどうの苗を植え始めました。それから毎年植栽を重ね、現在160aの圃場に約4,000本のぶどうの木が育っています。

大町市の西側は、北アルプスを形成する花崗岩と、約150万年前の火山活動に由来する火山岩が織りなす砂礫質土壌の東向き扇状地です。平安時代まで鹿島川がこの地域を蛇行していたそうです。圃場は、1015cmも表土を掘れば河原のような様子となります。大きな石がゴロゴロする箇所もあれば、砂が堆積した箇所もあります。それらが複雑に絡み合うことで土地固有のぶどうの味、ワインの味が現れます。

昭和20年代、松林や雑木林だったこの地が開拓されました。先人達による想像を絶するご苦労のおかげで農地に生まれ変わり、あたかも大昔からそうであったような田園風景がひろがっています。

大町市の気候は、有効積算温度による分類によると、長野県では東御市、海外ではライン、モーゼル、ブルゴーニュ北部、シャンパーニュ地方と似ています。標高800mの準高地に位置するため、昼夜の寒暖差が非常に大きく、強い日射量を受けます。夕方には「アルプスおろし」といわれる山からの冷風により日中の暑さが冷まされ、乾燥がもたらされます。大町市のポテンシャルを最大限に発揮できるは、天候が安定し昼夜の寒暖差が最大となる9月中旬から10月中旬。この時期に収穫を迎える品種を見極め次世代につなげることが私どもの「今の仕事」と自覚しております。

ワインづくりは、とにもかくにもぶどうづくり、一家3人の笑い声がぶどうたちへの肥料です。


2018年6月2日土曜日

ウィーン少年合唱団



大町文化会館にウィーン少年合唱団が来演。
運動会の閉会式を抜け出しかけつけた息子にとって、最上の子守歌になってしまいました。

この世のものとは思えないほど澄んだ歌声でした。
ぶどう農家なので、ついつい手前ごとに引き込んでしまいますが、少年だからこそ奏でる音があるように、若木だから奏でる風味というのがあるはず、なんて思いました。

折しも6月9日(土曜日)は、私たちのワインの初リリース。3年目、4年目のぶどうがワインになってますよ。

舞台に並ぶ顔ぶれを見ると、多国籍であることに驚きました。
ワインで言えば、混醸でしょうか? そういえばウィーンのある生産者は、一つの圃場にいろいろな品種を植えて、そこからのぶどうを同時に収穫し混醸にするとか!うわ手がいます。